ブロック塾:控え壁の配筋 こんにちは。古橋です。ブロック塾も12回目となります。今回は控え壁の配筋についてです。控壁を設置するルールについては既に解説をしましたが、ただ壁があれば良いという事ではありません。重要なのは主壁と控え壁が構造的に一体になっている必要があります。上の図はブロックの中の鉄筋を表しています。主壁の縦筋と?筋を黒、控壁の鉄筋を赤く表示してあります。控え壁の主筋は縦筋にフックで鍵掛け、逆側は直角に曲げ25cm以上縦筋と定着させます。?筋は両端をフックにします。また、主壁と控え壁の接合部はこの様になります。主壁のフェイスシャルをベビーサンダー等で切断し、控壁と一体になるよう加工します。控え壁の厚さは主壁以上とし、空洞部には全てモルタルを充填しなくてはいけません。今後、悪質業者が既存のブロックを一切加工せず、その横に控え壁だけを施工して、高額な請求をしてくるケースもあるのではないかと心配です。後から控え壁を追加する場合は、既存ブロックの縦筋を露出させ、そこに控え壁の鉄筋を鍵掛けすることが重要なのです。 | |
このホームページ/ブログからの最近の投稿 |
セキュリティー重視 こんにちは。古橋です。新型コロナウィルスの影響で展示会やセミナーが | |
明けましておめでとうございます 明けましておめでとうございます新しい年も皆様にとって素晴らしい一年になりますよう、心よりお祈り致します。エクスプランニングの初日は、毎年恒例にしている神田明神への参拝からスタートいたしました。午前中ですでに相当な人でしたが、予想外にすいすい進んでくれまして40分程で参拝させていただくことが出来ました。華やかな連獅子さんの姿もあり、縁起も良さそうで気持ちの良い2020年の初日となりました(^_^)最近ブログの更新も疎らになってしまい、facebookの更新の方が多くなってしまっておりましたが、今年はどちらのSNSでも皆様へ近況など発信していければと思っておりました。仕事プラス脱線ネタも多々かもしれませんが、どうか懲りずにお付き合いの程宜しくお願い致します。年末年始の休暇中にHP内の「設計事例アルバムへの新規事例追加」「テラス用グレーチングへの新商品追加」「新プロダクトKEKOMI(ケコミ)」のご紹介を追加更新させていただきました。宜しければ色々ご覧いただければ幸いです。年明けも早速、個人のお客様からの設計のご依頼への対応をさせて頂いたり、また社内での打合せなど、ありがたいことにお正月の休みボケにも喝(笑)!スイッチが切り替わりました(^_^)今年も益々頑張りますので、エクスプランニングをどうぞ宜しくお願いいたしますm(_ _)m | |
八千代緑が丘新築分譲住宅 こんにちは。古橋です。この度、分譲物件においても美しい街並みにこだわるポラスガーデンヒルズ様とエクステリアメーカーのLIXIL様、そして弊社エクスプランニング3社のコラボレーションにより、計画を進めて参りましたLIFE TAILOR八千代緑が丘新築分譲住宅 全19棟分譲の発売が開始されました。 計画地の中央に曲線を描く道路を配し、開放感とプライバシーの確保という相反するテーマを両立させながらエクステリアの計画をしております。玄関ポーチの形状もエクステリアデザインに合わせて工夫したり、駐車場のレイアウトにもひと工夫して、植栽スペースを確保するなど、美しさだけではなく使い勝手にもこだわったファサードのデザイン。今注目を集めている宅配ボックスも全棟に違和感なく設置出来る様になっているのも、この物件の特徴です。折しも今、E&Gアカデミー東京校 全日制の設計課題のテーマは「分譲計画」タイムリーな話題となりました。 | |
テンプレート入荷しました! 更新がとても久しぶりになってしまいましたが、本日“エクステリア・テンプレート”が入荷となりました。エクステリアプランナー試験が近づいているせいかもしれませんが、最近テンプレートのお申し込みが増えておりまして、品切れしないように追加発注をかけておりました。こちらのテンプレートを使うと、車や自転車、人物や植栽、連続の平板や自然石の乱貼り仕上げなど、、様々なエクステリア素材を楽に美しく描いていただけます。価格は1枚3100円(税込み)+送料500円となっております。ご購入ご希望の方はエクスプランニングのHPのメールからお問い合わせくださいませ。1枚からご購入いただけます。どうぞ宜しくお願い致します。 | |
エクステリアのひみつ こんにちは。古橋です。突然ですが「まんがでよくわかるシリーズ」という小学生向けの学習まんがはご存知ですか?40年以上の歴史を持つ学研の本なので、50歳以下の方は小学校でご覧になったことがあるかもしれません。実は次回のテーマが「エクステリア」ということで、LIXILさんからその本の内容について監修のご依頼を頂き、数ヶ月前から作業を進めていたのですが、この度めでたく完成致しました!この本はLIXILさんから全国の小学校等20,000校、公立図書館に約3,100館、児童館などに3,000館に無料で寄贈されました。残念がら非売品ということで書店での購入は出来ませんがネット上で読む事が出来ます。https://kids.gakken.co.jp/himitsu/143/内容は主人公のワカバ(小学6年の女の子)が一人暮らしのおばあちゃんの為に、エクステリアのリフォームをプロに依頼するというものです。目次はこんな感じになっています。そこで登場する「エクステリアプランナー 大橋」(^_^;)ワカバにエクステリアプランナーの仕事を説明しながら、しっかりE&Gアカデミーの紹介もしています。^_^業界の皆様、そのご家族の皆様に是非御覧頂きたい一冊となっております!!! | |
エクステリアテンプレート販売中です! こんにちは!ブログの更新も久しぶりになってしまいましたが、変わりなく元気に営業中です☆最近、続けてテンプレートのお問い合わせを頂いておりましたが、「古いブログの記事で拝見したのですが・・」「今もお取り扱いされていますでしょうか?」と 皆様から遠慮がちにお問い合わせを頂いておりました。情報が古いせいで皆様にを使わせてしまい、申し訳ありません・・・!そして古い記事なのに見つけてくださいまして、ありがとうございます。テンプレートは引き続き、お取り扱い中です!ご注文希望の方は、弊社のアドレスまで「テンプレート希望」と記載いただきメールをいただけますでしょうか。こちらからメールで、ご希望枚数、ご住所等々書き込み頂きましてご返信頂くためのフォームを送らせていただいております。ご購入の枚数は1枚からもちろん可能です。ご入金確認後、すぐに発送させて頂いておりますので、どうぞお気軽にご連絡下さい。価格は1枚 3,100円(税込)で、送料は枚数に関わらず全国一律500円となっております。お支払い方法は銀行振込でお願いしております。どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。メールアドレスは下記までお願い致します。exp@m78.com テンプレートについての使用方法や説明など、こちらのブログの記事も是非参考にして下さい♪■テンプレート始めました(2012.5) http://explanning… | |
ブロック塾:擁壁上のブロック積み こんにちは。古橋です。ブロック塾 第13回目は擁壁上のブロック積みについてです。日本建築学会規準によりますと、擁壁上のブロック積みについては次の様な規定があります。擁壁の高さ【A】が1m以上ある場合は、ブロック塀の高さ【B】は1.2m以下。擁壁の高さ【A】が1m未満の場合は、ブロック塀の高さ【B】は2.2m−A以下。いずれも擁壁の中に鉄筋の直径の40倍(最低でも40cm)縦筋を定着すること。となっています。仮に既存の擁壁が2mあった場合、その上のブロック塀は1.2mまで積めるので、下部地盤からみると3.2mになってしまいますが問題ないのでしょうか?とても不安です。ここからは私の個人的な考えになりますのでご了承下さい。イラストのような重力式擁壁であればその重量と厚みからブロックの基礎としてみなしても良い気がしますが、最近の擁壁はRC造が殆どです。RC(鉄筋コンクリート)は計算により必要最低限の断面(大きさ)で作れるので、経済的とも言われていますが、逆に言うとギリギリの断面形状なのです。そのRC擁壁の上に40cm鉄筋を定着させ、規定の範囲だからと言ってブロックを増し積みする事はとても危険です。擁壁の設計段階からブロック積みを構造計算に入れて基礎断面や配筋を計算されている場合はもちろん問題ありません。それでも低い地盤からの高さは2.2m以下とし、縦筋は擁壁と連続していることが絶対条件にな… | |
ブロック塾:控え壁の配筋 こんにちは。古橋です。ブロック塾も12回目となります。今回は控え壁の配筋についてです。控壁を設置するルールについては既に解説をしましたが、ただ壁があれば良いという事ではありません。重要なのは主壁と控え壁が構造的に一体になっている必要があります。上の図はブロックの中の鉄筋を表しています。主壁の縦筋と?筋を黒、控壁の鉄筋を赤く表示してあります。控え壁の主筋は縦筋にフックで鍵掛け、逆側は直角に曲げ25cm以上縦筋と定着させます。?筋は両端をフックにします。また、主壁と控え壁の接合部はこの様になります。主壁のフェイスシャルをベビーサンダー等で切断し、控壁と一体になるよう加工します。控え壁の厚さは主壁以上とし、空洞部には全てモルタルを充填しなくてはいけません。今後、悪質業者が既存のブロックを一切加工せず、その横に控え壁だけを施工して、高額な請求をしてくるケースもあるのではないかと心配です。後から控え壁を追加する場合は、既存ブロックの縦筋を露出させ、そこに控え壁の鉄筋を鍵掛けすることが重要なのです。 | |
ブロック塾:横筋について こんにちは。古橋です。ブロック塾11回目は横筋についてです。?筋を入れる間隔は80cm以下になるよう決められています。ブロックの高さが20cmなので最低でも4段に1本は入れなくてはいけません。更に前回解説しましたが最上段にも壁頂筋として必ず1本入れなくてはなりません。もし、ブロックの上にフェンスを立てるなど、この?筋を連続させて設置することが困難な場合は、一段下にも連続させた?筋を入れる必要があります。その?筋の端部は鉄筋の直径の25倍以上L形に折り曲げ縦筋と定着させなくてはいけません。縦筋をつなぎ足すことは溶接以外原則禁止されていますが、?筋の場合は鉄筋の直径の40倍以上重ねれば、現場でつなぐことが出来ます。又、ブロックをクランク状に配置する場合は?筋を縦筋に対してZ状に通す事で、より強度が強くなります。これは法的な規制ではなく、現場の気配りとして必要な事です。 | |
ブロック塾:縦筋について こんにちは。古橋です。ブロック塾第10回目は縦筋について詳しく解説をする事にします。縦筋の配置間隔は80cm以下となっています。(赤く表示した鉄筋が縦筋です)ブロック1本の横の長さが40cmですから、ブロック2本に1箇所の間隔で縦筋が入ります。この縦筋の太さは直径10mm以上となります。この縦筋の先端は壁の一番上に配筋されている壁頂筋という横筋に確実に定着させることが強度上、最も重要となります。そのために縦筋の端部を壁頂筋と平行に、鉄筋の直径の10倍(10d)以上曲げる【A】か、フック状に曲げ余長を鉄筋の直径の4倍(4d)以上伸ばさなければなりません。【B】実際にはブロックの穴の中に入るように鉄筋をフック状に曲げるのは大変なので、L形に曲げる事が多いと思います。しかし、端部の加工をせず切りっぱなしで終わらせること【C】や、縦筋を途中で繋ぐ【D】ことは絶対にしてはいけません。 (縦筋同士を溶接にて繋ぐことは認められています)また、基礎の中の配筋についても注意して下さい。縦筋をL字に曲げて、基礎主筋と配力筋の下側に入れること。下地砕石からスペーサーを入れて「かぶり」を確保する事などがポイントです。コンクリートの「かぶり」とは鉄筋端部からコンクリート表面までの距離の一番狭いところの寸法をいいます。このかぶりが浅いと、そこにクラック(ひび割れ)が発生してしまいます。するとそのクラックから毛… | |