小さいうちから幹を曲げてはいけない おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。 枝ごとに葉を密生させ、枝に玉が乗っているように仕立てるものを「玉散らし」といいます。玉散らし仕立てで、幹がまっすぐなら「直幹玉散らし」、幹を曲げて仕立てると「曲幹玉散らし」です。 曲幹玉散らしに仕立てる樹種はマツやツゲなどが主です。いかにも日本庭園らしい仕立てでは、幹を曲げ、枝を誘引し、樹冠を整えながら何年もかけて作り上げます。 幹を曲げるにはある程度、根が張っていなければなりません。幼木のころからヒコバエをかき取って幹を1本にしておきますが、実生してから15年くらいたったあたりで準備をはじめます。 曲幹に仕立てることを想定して枝抜きし、幹を50度から60度の角度でななめにかたむけます。 | |
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夏の日中の水切れに注意 おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。 サツキは細根がいっぱいついているので、移植はいたって簡単です。小さい株なら、根元をつかんで引き抜けば、根鉢ごと、すっぽり抜ける。 ということは、根が地表近くに張っていることで、水切れしやすいということになる。 植えつけるときは、かたまった根をよくほぐして、根土をすっかり落とすつもりで植えたほうが、あとの生育がよくなるが、水切れは禁物です。 | |
刈り込みばさみは裏返して使う おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。 サツキは、玉仕立てのように、樹冠を丸く仕立てるときには、刈り込みばさみは裏返して刈っていくのがコツです。 はさみの角度にそって丸く刈っていけば、きれいにそろう。なめらかに仕上がる。 刈り込みばさみはよく切れるものを使わないと、葉をつかむだけで、うまく刈り込めないので、刃をよくといで、切れるようにしておくことも大事だ。 素人のみなさんにははさみとぎはなかなか大変です。一度、とぎ屋に出して、刃先をといでもらうと、見違えるようによく刈り込める。 | |
花が残っているあいだにはさむ おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。 サツキはツツジの仲間で似ているが、5月中旬から6月にかけてが花期。花もツツジより小さいものが多い。 自然形でも傘を広げたように半球形に枝を広げて、まとまった樹形になるため、1本植えすることもあるが、数株を寄せて植え、刈り込んで仕立てると見ばえがする。 気をつけたいのが刈り込みの時期です。大きさを維持したり、小さくする場合には、刈り込みは欠かせないが、花が終わるか終わらないうちに行うのがいい。 | |
刈り込みは3月下旬〜4月上旬 おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。 サザンカは、円筒形などの仕立てもので刈り込むときには、3月下旬から4月上旬が適期。 花芽は初夏につくられるので、新枝は刈り込まないようにする。秋になったら、樹冠から飛び出している徒長枝をはずす。 樹冠の線上ではなく、少し下の枝分かれした部分ではさむ。 | |
花後の剪定は早めに おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。 サザンカとツバキは同じ仲間。葉がツヤツヤしているのがツバキ、葉の裏に毛が生えているのがサザンカです。花も花首ごと落ちるツバキと違って、サザンカは花びらが1枚ずつ散る。花の時期もサザンカのほうが一般的に早い。 サザンカは葉数も枝数も少なく、放置しておいてもうるさくないが、花後に剪定しないと枝が長くなる一方で、しだいに高い位置に花がつくようになってしまうので、剪定したほうが姿のいい形で観賞できる。 剪定のポイントは、開花後の枝元に4〜5枚の葉を残して切り戻すことです。はさんだあとから2〜3本の新枝が伸び出して、花芽がつくられます。 | |
刈り取って更新する おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。 ササ類は、「忙しくて芯抜きなどしていられない」という人には、手軽なのが刈り込みです。 新葉が発生する3月下旬に、好みの位置よりやや低めに、3年生枝以上の古いササを刈り取ってしまう。 刈り込んだ当初はササらしいやわらかみが見られなくなるが、5月には新芽が延び、夏にはササらしく茂る。 | |
小さく仕立て直すとき おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。 サグクロは、当年は花をあきらめて、望みの大きさで落葉期に枝の切り戻しを行う。 切り戻したあと、立ち枝が数本発生するので、2〜3本残して間引き、翌年の花を期待する。 残した新枝は充分に伸ばして枝に力をつけることです。新枝をはさんで2番芽を吹かせると、細枝になって、冬に枯れやすくなります。 | |
ヒコバエは取り除く おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。 ザクロの花芽は、春から伸びた枝につくられ、翌年の夏に咲き始めるが、花がつくのは寸つまりの短枝に限られるので4〜5設残してはさんでおくと、花がつきやすくなる。 ですが、ザクロは本来が株立ちで、自然と整う樹形になるので、自然形をながめたいなら、忌み枝を枝元からはずす程度で、あまりはさまないほうがいい。 株立ちになるので、根元からヒコバエが出やすいが、見つけたらすぐに取り除く。 | |
剪定は冬に行う おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。 サクラは、花後はすぐに葉が伸びてはさみにくいので、徒長枝などの枝をはさむのは、発芽前の2月ごろに行う。 鉛筆ぐらいまでの太さの枝ならば、とくに殺菌剤などを塗っておく必要はないが、親指ぐらいの太さの枝をはさむときは、太枝をはずしたときと同じように、殺菌剤を塗っておくと安全です。 枯れ枝や飛び出している徒長枝ははさんで、植え場所と調和のとれた大きさにする必要がある。枝が太くなる前に毎年、徒長枝をはさんでやれば、枝が暴れることもなく、庭で充分に花を楽しめる。 | |
サクラ切るバカ おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。 サクラは枝をはずしたあと切り口が腐れやすいために、昔から「サクラ切るバカ」といわれている。だが、処置さえしっかり行っていれば、枯らすようなことはない。 サクラワはそむのは、せいぜい指ぐらいの太さまでで腕以上はよく切れるのこぎりを使って、できるだけ幹に近い位置ではずす。 はずしたあとは、出っ張りがなくなるように、よく切れる切り出しナイフで、なめらかに削り直し、腐朽菌の侵入を防ぐために、パンレートなどの殺菌剤を塗っておく。 | |